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配線の接続方法

電装品との接続には、コードとコードを接続したり、コードと電装品本体の端子やカプラー部分と接続することになります。
一般的には、ギボシ端子や平型端子などの接続用の端子を用いたり、カプラーやコネクター類を使用することになりますが、用途や条件に合わせベストなパーツを選ぶようにします。
また、安全面や見た目からも確実に、しかもスマートな接続を心がけましょう。

接続するためのパーツ

ギボシ端子 平型端子
最も使用頻度が高く、脱着可能な接続端子。
カプラー
複数のコードを一度に接続する場合はカプラーが便利。
ワンタッチカプラー(ロック式)
端子のかしめ作業がいらない簡単接続タイプ。
圧着接続端子
脱着をする必要がなく、単にコードをつなぐ場合に。
丸型圧着 クワ型 U型端子
電源の取り出しや、ボディアースに。
収縮チューブ
コード接続部の絶縁・保護に。

ギボシ端子・平型端子

クルマの電気系で使われる着脱可能な接続端子の代表格は何といってもギボシ端子と平型端子です。
確実であり、しかも接続・取り外しが容易に行えることが特長です。

端子の画像

端子のかしめ方はこちら

電源側にメス端子を取り付けてください。
着脱時や何かの拍子にオス端子とメス端子が外れた場合、電源側にオス端子があると端子が露出しているためショートする危険性があります。
そのためスリーブの長いメス端子を使います。

端子接続時の注意

便利な商品 後入れスリーブ

カプラー

アクセサリー電源と常時電源、また電源の(+)と(-)など複数のコードを接続する場合もよくあります。
こんな場合にもギボシ端子や平型端子をコードの数だけ取り付ければ接続は可能ですが、複数の端子の付け外しをすることは面倒。
このような時、便利なのがカプラーです。1~4極まで揃っているのでコードの本数に合わせて選びましょう。

カプラーの画像

電源側にメス、電装品(アース)側にオスのカプラーを接続してください。

カプラー(ロック式)の接合手順

カプラー(ロック式)の接合手順 1
本体を2つに分ける。
カプラー(ロック式)の接合手順 2
コードの被覆を5ミリほど剥ぎ、コードにオス・メス端子をそれぞれ接続する。
カプラー(ロック式)の接合手順 3
カプラー後部からそれぞれ端子がロック(カチッと音がする)されるまで差し込む。
カプラー(ロック式)の接合手順 4
コードを引いても抜けないか確認をしてOKであれば、カプラーもロックがかかるまで差し込み、接続します。
カプラー2極の場合の説明
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ワンタッチカプラー(ロック式)

ワンタッチカプラーの画像

ワンタッチカプラーのコード接続手順

接続するコードの被覆を剥ぎます。(約9ミリ)
ドライバーなどでリリースボタンを押してください。
コードを挿入孔に差し込んでください。
リリースボタンの突端部を指で押し、ボタンを元の位置に戻してください。
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圧着接続端子

圧着接続端子の画像

コード先端の被覆を5mmほど剥ぎ、端子の両端からコードを金属部分まで差し込む。

電工ペンチで金属部分の両端2箇所を圧着します。最後にしっかり接続されているか確認しましょう。

AV1.25用、AV2.0用があるので配線コードの太さに合わせて選ぼう。

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丸型圧着・クワ型・U型端子

接続部分がボルト形状になっている電装品の接続に使うことがあるが、むしろ電源取り出しやボディアースに使用する場合が多い。

丸型圧着・クワ型・U型端子の画像
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収縮チューブ

収縮チューブの装着手順

収縮チューブの装着手順 1
使う場所に合った太さのチューブを選び、使用箇所に合わせ適当な長さで切る。
収縮チューブの装着手順 2
ドライヤーなどで熱を加えると収縮します。
収縮チューブの装着手順 3
少し時間をおくとチューブが固くなり装着完了。
収縮チューブの装着手順 3

ライターの火でも収縮しますが、危険も伴いますので、できるだけ避けてください。

※コードの接続をより確実にするため、導線部をハンダ付けする事をお勧めします。