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電源を取り出したらヒューズをかまそう

電源取り出りし用のコードを作ろう

先に完成図を見ておくと…イメージがわきやすいね☆

リアル配線図１｜純正配線が細線だった場合

リアル配線図１｜純正配線が細線だった場合

リアル配線図２｜純正配線が普通の太さ（0.5スケア相当）だった場合

リアル配線図２｜純正配線が普通の太さ（0.5スケア相当）だった場合

延長コードの途中に“ヒューズ”が登場したのがポイントなんだね

（ITME NO.Y74）ヒューズホルダー

（ITME NO.1261）管ヒューズ

（ITME NO.2845）ミニ管ヒューズホルダー

（ITME NO.1586）ミニ管ヒューズ

なんだなんだ？新しいアイテムが出てきたぞ…。なんでこんなの使うの？

ヒューズを入れておくのは万が一過電流が流れた際にここで電気を遮断して、

「電装品の保護」と「配線の保護」するのが目的なんです

お家のブレーカーみたいなものかしら？

そうですね。3年生のときにヒューズ電源を使ってヒューズから電源を取り出しましたが、実はあの「ヒューズ電源」自体にも後付けヒューズは付いていたんですよ

そうなのか〜。ちっとも気付かなかった〜(・o・)

純正配線から電源を取り出す場合は、直接配線を分岐させているため、もしも作業中にショートなどをさせると純正の機器を壊したりする恐れだってありますよ〜

ひええ〜それは恐い！

先生“ショート”ってなあに？なんとなくわかる気がするけどいちおう聞いておこうかしら(-。-;)

ショートとは電装品やLEDを介さずに、直接プラスとマイナスをつなげてしまうこと。普通はバッテリーのプラスから出て行って、電装品を通って、マイナスに戻ってくる…というのが電気の流れですが、それをショートカット（近道）したような状態ですね

電気が近道しちゃうのか。そうするとどうなるの？

間に抵抗となる存在がなにもありませんから、電気が流れるだけ流れて配線が燃えます。配線にも電気を流せる許容量がありますが、オーバーしてしますので。すごく熱くなるのです(-.-;)y-゜゜

ひええ〜やっぱり恐い!!

プラスとマイナスを直接くっつけなければいいんでしょう？そんなことわざわざしないわ

そうなんですけど、今回のように「電源を取り出した線」が、もしも車体金属に触れたら……ボディアースするのと同じですから「プラスとマイナスを直結した」のと同じ状態が生まれてしまうんです

そっか！プラス線が金属に触れたらショートするわけね……私も恐くなってきた!!

作業中のショートを防ぐために検電テスターで調べがついたあとは、バッテリーのマイナスターミナルを外しておきましょう

※検電テスターを使うときだけ戻す

今後のための安全装置としてヒューズを入れる

“電源を取り出した直後のところ”にヒューズを後付けでかましておくと、もしものショートや弾みで過電流が流れてもこの中のヒューズが切れるだけで済みます。ヒューズは切れても新品に交換すればOK

通常のヒューズ｜※管の中に見える細い線がヒューズ

切れたヒューズ｜※管の中に線が見えない＝切れている

ヒューズが切れると…中の細い線がなくなっちゃうのね

まあ確かにヒューズだけなら安いから…防波堤になってもらおう〜

実践｜実際の電源取り出し工程

今回はイルミ電源線が細線でしたので細線バージョンでの取り出し方ですね

１、延長コードの先に配線コネクター（白）を付けておき、事前に見つけておいたイルミ電源線にかませる

２、ラジオペンチでパチっと閉じる※この瞬間から延長コードは電源線なので、ショートに注意が必要となる。

３、延長コードの先に接続コネクターを付ける。これはミニ管ヒューズホルダー側との接続用だ

４、ミニ管ヒューズホルダーにミニ管ヒューズをセット

５、ミニ管ヒューズホルダーにも接続コネクターをつけておく

６、電源を取り出した延長コードとミニ管ヒューズの配線をつなぐ。これでイルミ電源の取り出しが完了しました

あとはこのまま伸ばしていって、LEDのプラスとつなぐだけね〜！

→ ６時間目「イルミ連動フットライトを完成させる」へ

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