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端子編
配線コードを接続する端子。
接続しやすく、メンテナンス時の脱着が容易にできます。
ギボシ・平型の2種類がありますが一般的にはギボシ端子が使用されています。
ただし、一部のスイッチや電装品では平型端子を使用する場合がありますので状況に応じて使い分けてください。
【丸型端子】
ボルトでしっかりと固定し、脱落を防止する形状。
特にプラス電源側での使用が主でバッテリーターミナル部などへの接続に使われるのが一般的です。
【クワ型端子】
丸型端子とは異なり、ボルトをある程度緩めれば簡単に脱着できる接続作業が簡単な端子です。
主にアース(マイナス)配線用として使用します。
●それぞれ用途や形状は異なりますが配線コードをかしめる部分は共通です(オープンバレルタイプ)。
小さいツメ・・・芯線部分へかしめる。
大きいツメ・・・被覆部分へかしめる。
かしめ方も共通ですので代表してギボシ端子(オス)でかしめ方をご説明します。
※なお、この形状の端子をかしめる場合は必ず専用の電工ペンチをお使いください。
(大小それぞれのツメをM字に折り込んでコードをしっかりとホールドさせるため。)
ラジオペンチやプライヤーではかしめができませんのでご注意ください。
※動画内の電工ペンチはITEM No.1452(廃番)です。
※ITEM No.1452とITEM No.3500の違いは柄部の色のみです。
使用アイテム
ITEM NO. | 製品コード | 製品名 | 使用数 |
---|---|---|---|
1 | 3301 | ギボシ端子セット | 1 |
2 | 3458 | ダブルコード | 1 |
3 | 3500 | 電工ペンチ | 1 |
DIY手順を詳しく見て行こう!
端子のかしめ方
まず、配線コードを準備します。
電工ペンチで被覆を5mm程度取って芯線を出しておく。
芯線部はかしめやすいよう軽くねじって束ねます。
※かしめる端子がオープンバレルタイプ(大・小ツメ形状)の場合、芯線の
折り曲げをしないのが一般的です。
【折り曲げない理由】
●芯線に無理な応力がかかる。またツメのエッジで芯線を破損する恐れがある。
●被覆部へ折り込んで共締めした場合、万が一、折り返し部の破損で接触不良や断線の恐れがある。
※写真はITEM No.E537 ダブルコード(同等品品番ITEM No.3458)
※ITEM No.E537とITEM No.3458の違いはラベルのみです。
端子をかしめる②(芯線部 本かしめ)
芯線部に仮かしめした小さいツメを電工ペンチの『0.5~0.75』部分でしっかりと締め込んでかしめます。
※2度かしめは端子のツメや芯線を破損させる恐れがありますのでしては
いけません。
芯線サイズのひとつ大きいところで仮かしめをしてから芯線サイズのところで
本かしめをします。